全書評一覧



2019年11月13日 16時55分

2035年の世界。

さわ

旺季 志ずか「虹の翼のミライ」

人々が“今”の幸せだけを考えて生活し続けた結果。2035年の世界では、海が黒く濁った泥水の塊と化し、それに伴って雨水も毒され、農作物・・・

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2019年11月12日 12時13分

深淵への招待

RIKO OTSUKI

星新一「ボッコちゃん」

 『ボッコちゃん』の中に収録されているショートショート「冬の蝶」では、文明に頼りすぎた人類の滅亡について描かれている。舞台は、近未来・・・

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2019年11月12日 12時04分

未来と人間らしさ

saori fujita

綾崎 隼「未来線上のアリア」

 二〇一〇年、第一六回電撃小説大賞を受賞し、綺麗でミステリー要素を孕んだ作品で有名な綾崎隼の小説の一つが、「未来線上のアリア」である・・・

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2019年11月12日 11時42分

検索から、監視が始まる。

熊崎 優音

伊坂幸太郎「モダンタイムス」

「人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか。検索するんだよ」 これは、主人公で恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓実が彼の先輩・・・

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2019年11月12日 11時27分

科学によって気づかされること

武石怜奈

東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」

題名の通り、仮想世界「パラレルワールド」で繰り広げられる恋愛が現実世界に影響し現実の記憶なのか自分が仮想した記憶なのか分からなくなる・・・

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2019年11月12日 11時18分

人と機械と感情と

らき

フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

現代SFの金字塔と称されるフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。本作は1982年に『ブレードランナー』と・・・

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2019年11月12日 10時38分

居心地

Gnu

星新一「妖精配給会社」

自分の居心地がいいように、身辺の環境を整えることは大切だ。寝るときは暖かい部屋がいいし、いい匂いでふかふかの、軽くて分厚い羽毛・・・

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2019年11月12日 10時03分

科学技術の本質

進藤郁香

星新一「妄想銀行」

妄想銀行というのは、人々の中にある妄想を機械によって吸着し、それをカプセルに閉じ込めて妄想そのものを売り買いするという、妄想によって・・・

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2019年11月12日 09時36分

人間は労働を手放せるか?

大木智夏

安部公房「R 62号の発明, 鉛の卵」

現在人間が担っている職業の多くが、近い未来にはAIに奪われるという。しかし、「働く」ということを人間はそう容易に捨てられるものなのだ・・・

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2019年11月12日 08時04分

頭の大きなロボットを読んで

かだお

星新一「未来いそっぷ」

この作品の中には非常に多くの現代技術が描写されている。生体認証(指紋認証、声帯認証)、言葉の記憶とその文字起こし(これは最近Goog・・・

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2019年11月12日 08時04分

頭の大きなロボットを読んで

かだお

星新一「未来いそっぷ」

この作品の中には非常に多くの現代技術が描写されている。生体認証(指紋認証、声帯認証)、言葉の記憶とその文字起こし(これは最近Goog・・・

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2019年11月12日 08時04分

頭の大きなロボットを読んで

かだお

星新一「未来いそっぷ」

この作品の中には非常に多くの現代技術が描写されている。生体認証(指紋認証、声帯認証)、言葉の記憶とその文字起こし(これは最近Goog・・・

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2019年11月12日 02時57分

宇宙とロボ

安食 星那

眉村 卓「日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空」

 「日本SF傑作選3」に収録されている、「下級アイデアマン」という短編作品を取り上げていく。「下級アイデアマン」はSF文学の巨匠であ・・・

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2019年11月12日 02時28分

超情報化に立ち向かう人間の愛

中澤亜希子

ジャンプ・コミック出版編集部特別編集「映画 HELLO WORLD 公式ビジュアルガイド」

1人の少年、そして青年が、愛する人のために、記録の世界を現実に、現実だったはずの世界を記録世界に変えてしまう。そうして世界が転回し・・・

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2019年11月12日 01時09分

近い将来に起こり得そうな技術

Kaho Wakimoto

テッドチャン「あなたの人生の物語」

『人類科学(ヒューマン・サイエンス)の進化』は、2003年に発行されたテッド・チャンによる短編小説『あなたの人生の物語』の中の一つで・・・

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2019年11月12日 00時15分

監視社会とは

山本 恵

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

伊坂幸太郎著の『ゴールデンスランバー』は、ミステリー作品とされているが、物語の設定上の監視社会の構造は、SF要素を含んだディストピア・・・

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2019年11月12日 00時12分

涙の社会から感じた危機感

大原いまり

星新一「マイ国家・ひとにぎりの未来」

『ひとにぎりの未来』は星新一のSF短編集で、こんなものがあったらどうなるか、こんな社会になったらどうなるかという話が、ユーモアたっぷ・・・

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2019年11月11日 23時58分

今の時代にこそ読んでほしい

mai_nakamura

星 新一「きまぐれロボット」

この本はSF小説ではあるが、多くの人が想像するものとは異なるだろう。現に、本書の開設で古川日出夫氏(小説家・1966年生まれ)もこの・・・

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2019年11月11日 23時55分

遊び心のあるメディア技術

福丸愛乃

星新一「ボッコちゃん・ようこそ地球さん」

 ドアの前に立ち、「開け、ゴマ」と唱えたことがある人はいるのではないだろうか。それが当たり前のようになった世界が、星新一氏の『ようこ・・・

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2019年11月11日 23時47分

後戻りできない進化の残酷さ

倉本梨紗子

カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」

 主人公のキャシー、ルース、トミーが育つ全寮制の学校「ヘールシャム」。一見普通の学校と同じように勉強をしているのだが、「作品には魂が・・・

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2019年11月11日 23時23分

すこしのズレ

ひなこ

王城夕紀「マレ・サカチのたったひとつの贈物」

 平凡な発想に見えて、だからこそ身近な脅威に気付かせてくれるストーリーだと思う。  自分の意思と関係なく世界中へワープする「量・・・

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2019年11月11日 23時18分

"消える仕事"は無いのかも

角田 将彦

柞刈湯葉「未来職安」

本作『未来職安』の舞台は、平成よりちょっと先の未来、警備ロボットや自動運転車、配達渡し鳥などといった先進技術に驚きもしなくなった時代・・・

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2019年11月11日 23時01分

文化と技術

石垣怜奈

長谷敏司「Mai hyumaniti」

これは短編が集まっているもので、ここでは最初の話を書いていく。経験を共有でき、それによれによって一瞬で専門家を作り出せることは途中ま・・・

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2019年11月11日 21時19分

自我の境界線を探る

小林凜

グレッグ イーガン「ビット・プレイヤー」

書籍の情報が登録されていなかったため表記上同著者の別作品の書評となってしまっているが、この書評はグレッグ・イーガン著『祈りの海』(早・・・

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2019年11月11日 18時25分

冷たいSF?

yuka_k

星新一「ボッコちゃん」

 まだ私が幼かった時「SF小説」といえば、遠い未来の出来事を私たちに叔父を介して体験させてくれる魅力的な存在であった。ロボットと暮ら・・・

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2019年11月11日 16時47分

見てはいけない未来

まりん

ウェルズ「タイムマシン」

自分の意志と選択によって自由に時間を移動することが出来たら!そんな大きな夢をいざ実現させて実際に行った未来は、いつしか一番抜け出し・・・

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2019年11月11日 16時05分

技術革新の先にあるものとは

山本しず音

長谷敏司「Mai hyumaniti」

 今回私が選んだ作品は、長谷敏司が第三十五回日本SF大賞を受賞した『My Humanity』に収録されている『地には豊穣』という物語・・・

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2019年11月11日 13時46分

ありうる怖さ

林田つぐみ

ジョージ・オーウェル「一九八四年」

一九八四年を読んでいる間ずっと吐き気のような気持ち悪さが私につきまとっていた。本書はどこまでも現実的で非現実的である。 一九八四年・・・

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2019年11月11日 09時51分

人間の悪意による弊害

和氣里彩子

法条遥「リライト」

この作品はSF史上最悪のパラドックスを描いたミステリー小説と言われている。「時をかける少女」の影響を受けているとの説もあるが、この・・・

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2019年11月11日 09時06分

SFから見るマイノリティ

中村 祐太

シオドアスタージョン「一角獣・多角獣」

検索したが出てこなかったので、シオドア・スタージョンの別の作品の表紙をお借りした。私は彼の『人間以上』という作品を読んだが、題名通り・・・

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2019年11月09日 21時48分

「人間」と共生するイキモノ

小林未奈

瀬名秀明「パラサイト・イヴ」

瀬名秀明のデビュー作「パラサイト・イヴ」は第2回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作に加筆した作品であり、映画化、漫画化、ラジオドラマ、そ・・・

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2019年11月09日 15時12分

未来の人間、永劫の存在

Jiyun KIM

Mur Lafferty「Six Wakes」

 宙航海が可能な遠い未来の物語。科学技術の発達で人間は永遠に死なずに記憶をつなぎながら生きていける時代が到来する。「SIX WAKE・・・

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2019年11月05日 23時35分

麻痺した人間の罪と罰の感覚

Zn

伊藤計劃「虐殺器官」

 これは近未来テクノロジーが基盤を支える社会での戦争の物語だ。主題は生と死、罪と罰におかれ、文体もどことなくドストエフスキーの『罪と・・・

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2019年11月04日 12時34分

歴史の繰り返すもの

中桐萌絵

上橋菜穂子「精霊の木」

SFというものは現在の人間が書くものであるから、描かれる問題は作者の問題意識に由来するものだと思っている。この「精霊の木」は文化人類・・・

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2019年10月29日 19時17分

「テレビシート 」の可能性

佐藤夏未

星新一「世界SF全集」

『世界SF全集28 星新一作品100』のなかの「テレビシート加工 」という作品は、新技術と共に暮らす人間の感情や問題点がとても興・・・

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2019年05月24日 11時37分

ラーニング0・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

小田崇仁

グレゴリー ベイトソン「精神の生態学」

 『精神の生態学』は、二十世紀を代表する知の巨人グレゴリー・ベイトソンが発表した多数の論文および講演録をまとめたものである。ベイトソ・・・

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2019年05月16日 18時23分

彼にとっては幸せな悲劇

吉満駿太郎

中村文則「遮光」

 この小説のラストシーンを読むと、多くの人間が重苦しい悲劇だと感じるであろうが、もう二度と会うことができない彼女への愛ゆえに彼が構築・・・

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2019年05月11日 15時26分

ドゥルーズ&ベイトソン

小田崇仁

ジル・ドゥルーズ、財津理「差異と反復 上」

 フランスの哲学者ジル・ドゥルーズは、『差異と反復』第三章「思考のイマージュ」において、思考の開始について論じている。ドゥルーズにお・・・

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2019年05月09日 16時41分

『an・an』的日本叙事詩

上田悠人

酒井順子「An'an no uso」

『an・an』創刊から45年間の歴史を振り返る、社会学的エッセイ。 僕自身は『an・an』はおろか、『ポパイ』とか『ブルータス』す・・・

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2019年05月09日 16時19分

感覚に訴えかける芸術

河本のぞみ

落合陽一「魔法の世紀」

応用物理、計算機科学、アートコンテクストを融合させた作品制作・研究に従事している落合陽一。〈現代の魔法使い〉とも呼び声高い彼は・・・

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2019年05月09日 16時14分

バスに連れ出されて

西 大知郎

石田千「バスを待って」

上京してからというもの、バスにはまったくのご無沙汰だった。東京の交通網をもってすれば、大体のところへは電車で行けてしまう。吉祥寺へと・・・

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2019年05月09日 16時13分

自分と向き合う

小林未奈

柚木麻子「早稲女、女、男」

この小説を読もうと思ったきっかけは、図書館で自分が通う早稲田という言葉が目に入ったことである。この話の主人公は早稲女らしい早稲女、つ・・・

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2019年05月09日 14時09分

あるがままの意味

島野史子

泉谷閑示「反教育論 猿の思考から超猿の思考へ」

私たちは幼い頃から、現代社会の立派な一員になるべく親や学校などの大人から「教育」をなされる。自分の感情のままに動くワガママは「悪」と・・・

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2019年05月09日 13時46分

美しく生きろ。

さくら

大森靖子「超歌手(毎日新聞出版)」

 超歌手大森靖子が書き下ろしたこのエッセイは、エッセイというより大森靖子そのものだ。文字というメディアを介して彼女自身の思想や生き様・・・

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2019年05月09日 13時38分

親愛なる いとうせいこう様へ

Junya Hirata

いとうせいこう「親愛なる」

 この小説を開けば、いとうせいこうからメールが届き、何故か行き違いが起きる。そして、いとうせいこうからこのメーリングリストというコミ・・・

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2019年05月09日 12時13分

ことばの残像

高野瑞季

筒井康隆「残像に口紅を」

メタフィクションが好きだ。専門的なことが語れるほどその分野に詳しいわけではないけれど、「あなたが読んでいるのは小説という、誰かの創作・・・

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2019年05月09日 12時07分

不思議な世界を閉じ込めて

Yuka Hanai

にしのあきひろ「えんとつ町のプペル」

 「紙離れ」が叫ばれるようになってから、ときどき「実物の本」の価値について考えることがある。電子書籍が一般的になった時代に、「実物の・・・

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2019年05月09日 11時06分

見つめるナベは煮えない

むさし

外山滋比古「思考の整理学」

 「見つめるナベは煮えない」とは、『待っている時間は非常に長く感じられる』という意味である。私は、このことわざは本書におけるキーワー・・・

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2019年05月09日 10時32分

私をどこかへ連れていって

カナト

伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード」

 2019年4月、平成8年に生まれた私が、その一時代の終わりを目前に、初めて自発的に本を読んだ。自ら進んで本を手に取り読み切ったこと・・・

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2019年05月09日 03時01分

知能と愛情

Wakana Sugesawa

ダニエル キイス「アルジャーノンに花束を〔新版〕」

誰しも特別になりたい、という願いを少なからず持ったことがあるだろう。しかし、特別になること、人より優れることは本当に幸せなことなのだ・・・

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2019年05月08日 20時53分

笑う、産む、考える

土谷優衣

さくらももこ「そういうふうにできている」

よくハラハラドキドキするような展開や物語を求めて本を読んだり、映画をみる。しかしそれは楽しいと同時に心を酷使するような感覚に襲われる・・・

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2019年05月08日 17時12分

つくも神を知っている

糸井康子

小路幸也「すべての神様の十月」

子供はすぐに成長するからと、いつも少し大きめの靴を買っていたころが懐かしい。このあいだまでは余裕があったのに、今日履いてみたらつまさ・・・

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2019年05月08日 16時52分

情報システムに「気づく」

佐久間響子

Louis Rosenfeld、Peter Morville、Jorge Arango「情報アーキテクチャ」

私たちは知らないうちに、誰かが、あるいは社会が作り出した情報システムの中に組み込まれている。 私たちが何気なく使っているiTune・・・

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2019年05月07日 22時11分

私もぼちぼち老人力を

金廣 裕吉

赤瀬川原平「老人力」

 大事にされて、年季の入ったものには魅力がある。母は赤瀬川原平を敬愛しており、我が家の本棚の見につきやすい位置には、数年前の引っ越し・・・

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2019年05月07日 15時31分

葬儀場の物語

髙谷 蓮実

長月天音「ほどなく、お別れです」

 お葬式は誰のために行われるのか、という疑問に答えを出すことはナンセンスに感じるが、のこされた人々が悲しみから立ち直り、前を向くきっ・・・

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2019年05月07日 10時55分

自分を好きになるために

多田夏帆

久保友香「「盛り」の誕生」

 本書でなぜ顔を盛るのか?と問いかけられた現代の女の子たちは、「自分らしくあるため」と答えたという。私はその言葉の意味は「自分が好き・・・

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2019年04月16日 15時14分

身体をMUSTから解放する

chamo

坪田聡「朝5時起きが習慣になる「5時間快眠法」」

とにかく、早起きが苦手だ。早起きする時は大抵なにかを"しなければならない"時で、誰かが決めたから早起きする。仕事にしても、バイトにし・・・

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2019年04月14日 13時36分

些細な警鐘、パーソナルな広告

Nanami Sudo

久保田晃弘、レフ・マノヴィッチ、きりとりめでる「インスタグラムと現代視覚文化論」

 私にとってインスタグラムは生活の一部のツールとしてなくてはならない存在になっている。レフ・マノヴィッチ氏は写真の視覚的文化という観・・・

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2019年04月11日 11時35分

雑誌はパッケージ

Nanami Sudo

佐々木紀彦「5年後、メディアは稼げるか」

 『東洋経済オンライン』編集長('12-'14)の佐々木紀彦氏が2013年に執筆した本書は、5年後のメディアをウェブと紙という視点か・・・

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2019年03月03日 05時49分

webという空間

佐久間響子

遠藤英樹、松本健太郎「空間とメディア」

私は小学生の頃から、webは「空間」だと捉えてきた。何か情報を得るためには、web上のその空間に「アクセス」しなければいけなかったか・・・

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2019年02月28日 23時21分

最初の一歩

竹田 毬恵

K.M.ワイランド、シカ・マッケンジー「アウトラインから書く小説再入門」

今までアイデアに頼って、脳内プロットすらきちんと組み立てずに書きはじめて、行き当たりばったりで創作活動をしてきたが、この本を読んで改・・・

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2019年01月24日 19時51分

歴史の創作

竹田 毬恵

青沼英二「ハイラル・ヒストリアゼルダの伝説大全」

スマートフォンゲームが幅を利かせている最近のゲーム業界。かくいう私もスマートフォンゲームに、かなりの時間とお金と労力とをつぎ込んでし・・・

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2019年01月24日 12時49分

もうひとつのチョコレート作品

Satsuki.k

大石真「チョコレート戦争」

『チャーリーとチョコレート工場』は言わずと知れた、世界的に有名な児童文学である。2005年にティム・バートン×ジョニー・デップの名コ・・・

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2019年01月24日 01時00分

「設定資料集」というスケッチ

田代天音

元宮秀介、ワンナップ「ポケモンぜんこく図鑑」

 「ポケットモンスター」シリーズは、ゼルダの伝説シリーズと同じ任天堂から発売されたゲームである。シリーズのタイトルとなっている「ポケ・・・

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2019年01月23日 13時47分

世界すべて

杉町 愛美

小学館「小学館こども大百科」

 昔から本は挿絵か色が無いと読めなかった。裏を返せば絵があればいくらでも見てられるくらい、絵のある本は好きだった。特に図鑑が大好きで・・・

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2019年01月23日 07時31分

これは『書評』ではない

hirotaka

星新一「地球から来た男」

 本というモノを愛している。物語や知識を求めている。しかしながら私は読み物を憎んでいる。ついでに、「読書は素晴らしいものだ」という風・・・

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2019年01月23日 05時42分

機械で世界を紡ぐ

佐久間響子

飛浩隆「自生の夢」

「電子葉」のような、脳に組み込まれた情報処理装置、いわゆるBMI(ブレインマシンインターフェース)というものはSF作品に度々登場する・・・

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2019年01月22日 22時13分

当たり前精神

酒井優太

児玉光雄「「ついていきたい」と思われるリーダーになれる本」

 この世の中では様々な変化が日々起こっていくが、人々の考え方も変化しているのではないかと思う。「ゆとり世代」などという言葉もあるよう・・・

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2019年01月22日 21時35分

生命の息吹

guro

梶井基次郎「檸檬」

写真表現の中で、私の考える最も重要な事項は、それが生きているという証明を残すことである。動物であれば、それが生きているという証明、歴・・・

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2019年01月22日 18時12分

全員主役

ueno akiko

成田良悟「バッカーノ!1931」

 1931年、禁酒法時代のアメリカ。列車強奪を目論む不良グループ。指導者解放を望むテロリスト。白服を身に纏う殺し屋集団。大胆不敵な泥・・・

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2019年01月22日 15時24分

食と偏愛

宮田泰盛

村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか?」

私は、恥ずかしながら、村上春樹の本をこれまで読んだことがなかった。というのも、「なんだかちょっと難しそう」という理由で敬遠していたか・・・

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2019年01月21日 00時29分

フィクションに潜む作者の影

sono

角田光代「紙の月」

主人公の梅澤梨花は、不倫相手の年下の貧乏学生のために、パート先の銀行から一億円を着服するという罪を犯してしまう。 今回で終わりにし・・・

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2019年01月20日 17時58分

覗き見と溺れかけ

Niki.T

酒井順子「おばさん未満」

 多分この本を初めて読んだのは小学生かそこらだった。時々、しかし何度もこの可愛いらしい装丁を母親の本棚から取り出してこっそり読んでい・・・

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2019年01月19日 13時51分

びりっかすの神様の恩恵

mare

岡田淳「びりっかすの神さま」

 小学校4年生の時に、私のクラスは授業もままならない崩壊の状態になった。今思えば若気の至りで、非常に治安のいい、人気住宅街にある小学・・・

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2019年01月17日 14時34分

ゆたかさについて

宮田泰盛

角田光代「しあわせのねだん」

「ゆたかであるというのは、お金がいくらある、ということではけっしてないのだと、その人を見て知った。そういう意味で、まずしいまま年齢を・・・

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2019年01月17日 14時29分

つながりこそが、ボクらの武器

sawa

岩井 恭平「サマーウォーズ(スニーカー文庫)」

映画が公開されたのは2009年、私が小学校6年生の時だ。当時はチャットやプログに、ネット上で出会って現実でも出会う「出会い系」が増え・・・

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2019年01月17日 14時25分

人的魅了の高め方

sapporo2ban

藤沢数希、井雲くす「ぼくは愛を証明しようと思う。(1)」

この書評サービスでヒットしたのは漫画しかなかったが、私は小説の作品を読んだ。 私は、この作品を営業職の人、シャイな人、男性、女性、・・・

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2019年01月17日 12時25分

あなたは死ぬまでにどこに行く

田代天音

詩歩「死ぬまでに行きたい!世界の絶景日本編」

「死ぬまでに行きたいところ」旅行好きであれば一度はそんなリストを作ったことがあるだろう。壮大な絶景、異国の街並み、とんでもない秘境。・・・

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2019年01月17日 12時12分

ものづくりに関わる全ての人へ

みやざき はるか

藤原麻里菜「無駄なことを続けるために」

 1億総クリエイター時代。  ブログやTwitter等のSNSの発展により誰もが自分の言葉や写真・動画を発信できるようになった・・・

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2019年01月17日 11時00分

シンクロ男子から学ぶ非常識

ふくもり

矢口史靖「ウォーターボーイズ」

「シンクロ」というスポーツは女性がおこなうスポーツだという「常識」があった。しかしこの本で描かれているのは「男子校でのシンクロ」であ・・・

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2019年01月17日 10時43分

広義的デザイン

Nanami Sudo

ビアトリス・コロミーナ、マーク・ウィグリー「我々は人間なのか?」

「are we human?」デザインのスケールを見直し、広義的な意味としてのデザインの認識から始まる本書は、人間ーデザイン間を幾多・・・

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2019年01月17日 02時50分

保存する、という行為

kaho

岡田秀則「映画という“物体X”」

「見てない映画も、愛せますか?」 というセンセーショナルな一言が帯に刻まれたこの本は、映画保存について国立映像アーカイブ主任研究員・・・

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2019年01月17日 01時57分

世界構築という創作

hirotaka

ニンテンドードリーム編集部「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド マスターワークス」

 私が『ゼルダの伝説』を愛し始めた十年前、公式の提供する情報はファンにとって十分ではなかった。ファミコンやマリオを世に送り出してきた・・・

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2019年01月17日 01時22分

やっぱり だからすき

あや

荒井良二「あさになったのでまどをあけますよ」

 どんな大人になろう。なればいいのだろう。刺激的な情報がインターネットを通じて24時間365日入手可能な世の中。10代を僅かに残して・・・

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2019年01月17日 01時01分

何度でも楽しめる名作

竹田 毬恵

アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」

初めて読んだ時、もの凄い衝撃を受けた一冊。絶海の孤島に閉じ込められた登場人物たちが、一人また一人と数を減らしていくその様を、1回目は・・・

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2019年01月16日 22時04分

写真表現と重ね合わせて・・

Sakurako

梶井基次郎「檸檬」

 課題や受験、就職活動・・・・人は何かに追われている時、孤独な不安に押さえつけられることがある。 その不安は明確に表現できるもので・・・

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2019年01月16日 21時46分

アンを追って

Satsuki.k

モンゴメリ「赤毛のアン」

言わずと知れた、モンゴメリの代表作「赤毛のアン」シリーズの一作目。日本では「花子とアン」など、赤毛のアンの翻訳家として有名な村岡花子・・・

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2019年01月16日 18時48分

牢獄からの上京

酒井優太

夢野久作「恐ろしい東京」

 私は現在東京で暮らしているが、大学に入るまでは佐賀の山の中で中高6年間寮生活を行っていた。テレビや携帯電話もなく外部の世界とは隔離・・・

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2019年01月16日 17時08分

「たいせつなこと」を再考する

さくら

サン・テグジュペリ「星の王子さま」

 1943年、ニューヨークで出版された童話『星の王子さま』は、現在では200以上の国と地域の言葉に翻訳され、ロングベストセラー作品と・・・

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2019年01月16日 16時38分

自己を装う

Sakurako

茂木健一郎、恩蔵絢子「化粧する脳」

 先日、パスポート申請のために証明写真を撮った。少しは顔を整えようとヘアメイクをセットしたはずなのに、想像とは違う自分の顔がそこには・・・

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2019年01月16日 15時47分

ありのままに

杉町 愛美

福永令三「クレヨン王国新十二か月の旅」

 昔から本は挿絵か色が無いと読めなかった。何か視覚刺激が無いとものの数十秒で字を追うのをやめてしまう。文中に気になる言葉が出てくると・・・

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2019年01月16日 02時14分

さよならをいうのは死ぬこと

ueno akiko

レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」

 『こんどコーヒーをわかしたら、ぼくに一杯ついで、バーボンを入れ、タバコに火をつけて、カップのそばにおいてくれたまえ。それから、すべ・・・

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2019年01月16日 01時14分

私の人生の教科書

じゃん

LDH JAPAN「Erudieichi awa puromisu」

自信や夢や目標を見失った若い社会人や就職活動中の学生にぜひ読んでもらいたい一冊です。私がエンタメ業界を目指すきっかけになったコンテン・・・

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2019年01月15日 11時36分

誰にでもある「あの頃」

guro

九把刀、阿井幸作、泉京鹿「あの頃、君を追いかけた」

「事実は小説よりも奇なり」という言葉がある。“世の中の実際の出来事は、虚構である小説よりもかえって不思議である”という趣旨の言葉であ・・・

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2019年01月15日 03時15分

物語の「価値」の行方

佐久間響子

神林長平「言壺」

私がこの小説を読んだのは二年前だが、二年経っても鮮明に思い出せる文がある。 「こんな時代もあったのかと、未来人はわくわくしながら読・・・

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2019年01月14日 14時29分

ぶっちぎりのラカン入門書

村井 翔

片岡一竹「疾風怒濤精神分析入門」

天才という人種がこの世にいることは知っていたが、モーツァルトのような雲の上の存在だと思っていた。まさかこんな自分の近くに天才がいよう・・・

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