2019年01月17日 14時25分

人的魅了の高め方

sapporo2ban

藤沢数希、井雲くす 「ぼくは愛を証明しようと思う。(1)」

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この書評サービスでヒットしたのは漫画しかなかったが、私は小説の作品を読んだ。

私は、この作品を営業職の人、シャイな人、男性、女性、上司、部下などの多くの人(特に人間関係で困っている人、もっと人との繋がりを豊かにしたい人)に読んでみてほしい。

この作品は、一見ナンパ攻略本のように見える。しかし、その考え方で読み進めるのは間違っている。

コミュニケーションをする上で大切なのは、いかに相手の懐に入り、心を躍らせるツボを押せるかである。それは、相手に合わせたセオリーがあったり、心の上下関係の作り方などがある。

それができる人こそ人的魅力に満ち溢れた人なのである。そして、そのような人は人から好かれると共に、新しい世界を知っていく。またそれが経験となり、自信がつき、話の引き出しも増えていく。

このようなことを教えてくれるのがこの本である。

もちろん、人的魅力を高めることはそんな簡単なことではない。主人公も何度も何度もトライし、何度も何度も失敗して成長していく。本文の中で「モテ=試行回数×ヒットレシオ」という言葉がある。この言葉が意味することは、この本を一度読んでみれば分かると思う。しかし、これは「モテ」に限ったことではなく、様々な苦難に対しても言えるだろう。そうやって、人間は成長していくのだと思う。

また、この作品は、明確な人生の正解が書かれているわけではない。それはもちろん人生の正解なんて人それぞれだからである。仕事が上手くいく時もあれば、いかない時もある。運命の人なんて、いつ出会うかも分からなければ、もう出会っているかもしれない。主人公も、ある意味波乱万丈の人生である。読者の人達もそれぞれが様々な状況に立っているだろう。そんな時にこの本を読み切ってみると、何となく心が晴れる気がすると思う。

これらのことが、小説として軽やかなストーリー展開と共に述べられており、ワクワクしながら学びにもなる作品である。

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