atsutomoの書きもの


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2018年12月11日 13時45分

猫熊人鳥

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森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」

 猫大量発生、熊大量発生と来たからには熊猫――パンダ――大量発生小説を紹介したいところだが、あいにく思い当たるものがない。ので、同じ・・・

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2019年01月06日 17時50分

近代著者以外も成立

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若松英輔、島田潤一郎、牟田都子、矢萩多聞、橋本亮二、笠井瑠美子、川人寧幸、藤原隆充、三田修平、久禮亮太「本を贈る」

 「読者」は自明の存在ではなく近代化の過程で「成立」したものであることを前田愛は示してくれた。ところで実際にある人が「読者」になるに・・・

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2018年11月11日 13時35分

旅と自分をダウンロードする本

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ふかわりょう「風とマシュマロの国」

 地理のテストで、月ごとの雨量と気温を示したグラフから都市名を答えさせられた経験があると思う。雨温図というらしい。全体的に寒いがそれ・・・

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2018年10月16日 15時35分

高湿度系酔っ払い小説のすすめ

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坂口安吾「木枯の酒倉から・風博士」

 坂口安吾のエッセイを集めたもので、大和出版から出た『生きよ堕ちよ』という本がある。これの解説で奥野建男はあけすけに、「もちろん安吾・・・

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お気に入り


2019年05月07日 10時55分

自分を好きになるために

多田夏帆

久保友香「「盛り」の誕生」

 本書でなぜ顔を盛るのか?と問いかけられた現代の女の子たちは、「自分らしくあるため」と答えたという。私はその言葉の意味は「自分が好き・・・

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2019年04月14日 13時36分

些細な警鐘、パーソナルな広告

Nanami Sudo

久保田晃弘、レフ・マノヴィッチ、きりとりめでる「インスタグラムと現代視覚文化論」

 私にとってインスタグラムは生活の一部のツールとしてなくてはならない存在になっている。レフ・マノヴィッチ氏は写真の視覚的文化という観・・・

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2019年01月14日 14時29分

ぶっちぎりのラカン入門書

村井 翔

片岡一竹「疾風怒濤精神分析入門」

天才という人種がこの世にいることは知っていたが、モーツァルトのような雲の上の存在だと思っていた。まさかこんな自分の近くに天才がいよう・・・

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