『遮光』の書評





2019年05月16日 09時23分

彼にとっては幸せな悲劇

吉満駿太郎

中村文則「遮光」

 この小説のラストシーンを読むと、多くの人間が重苦しい悲劇だと感じるであろうが、もう二度と会うことができない彼女への愛ゆえに彼が構築・・・

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